「不思議なり信心薄きを知りつつも新年の参詣を欠かさぬ群集」
さもありなんスポーツ界の今年の顔に大谷翔平が選ばれしこと
隣村出で中央も制しし競走馬のオグリキャップの雑草魂
平穏の江戸期を乱しし‘島原’と赤穂浪士らの吉良邸討ち入り
冬晴にキーンと締りし空気のなか年賀状の投函にゆく
冬至も過ぎ昼の長さが伸びゆくといへど本格的寒さはこれから
干支(えと)の意味さだかならねどその背負ふ歴史の重みはおろそかならず
家裏に建つは何者の家なのかと思ふに僧侶が視察に来てをり
時刻により天候によりさまざまな色見する屋根あり親しみて久し
学生時代“亡き王女のためのパバーヌ”で始まるレコード盤・コンサートあり常連なりき