2004年7月21日 / 最終更新日時 : 2004年7月21日 gotohman 生活詠 今日の7首 今日、参議院選挙:- 政治とは最も疎遠な短歌といふ叙情に遊ぶ 開票進む中 イラクとか年金問題たたるとふ自民に厳しき開票すすむ なかなかに世の中変はること難し自民負けても政治は鈍く ーーーーー 屋上に建てたる物置無残にも突 […]
2004年7月12日 / 最終更新日時 : 2004年7月12日 gotohman 生活詠 今日の3首 自らのレトリックに酔ふ人らありただの一語につまづく人らあり 得体なき心の機微を限らるる言葉に表す危ふさ常に 一歳児しきりに何やらしゃべりをりとつぜん会話を始めむ予兆に
2004年7月5日 / 最終更新日時 : 2004年7月5日 gotohman 生活詠 今日の5首 大型のSCにゐて前身の紡績工場を憶へとな言ひそ SC:(ショッピングセンター) 閑散たる町に突然現れしショッピングセンター平日も沸く 新しきショッピングセンターの上空を台風崩れの雲疾走す SCの3階に来て見下ろせば臓腑這 […]
2004年6月30日 / 最終更新日時 : 2004年6月30日 gotohman 生活詠 今日の三首 「今月ももう終りかと月の末ごとにつぶやく性懲りもなく」 (口語新仮名) 「空海の前に不空の居たりとふ真言密教も連綿たるかな」 「蟻運ぶ砂の一粒ひとつぶよ 空しきことを他人(ひと)もわれもす」
2004年4月26日 / 最終更新日時 : 2004年4月26日 gotohman 生活詠 今日の歌 「追ひ込まれ自殺せざるは勇気なきや 狂気は切腹を美学ともなしき」 「中東にかく易々と死は満ちて渾身の自死の論も色褪す」 「生を享け喜怒哀楽に日々は過ぐ無無明亦無無明尽」 (「無無明亦無無明尽」はご存知、般若心経の一節。「 […]
2004年4月4日 / 最終更新日時 : 2004年4月4日 gotohman 生活詠 今日の一首 「茫漠の闇の狭間に一瞬のみ<生>は切なくいぢらしく輝(て)る」 {解説:「遺伝子の二重螺旋の分子鎖のぴらぴらとしてかなし受肉は」とか、「遺伝子の二重螺旋の分子鎖が騒立ちし日に受肉せし身か」とかは、梧桐の旧作です。また、梧 […]
2002年12月20日 / 最終更新日時 : 2002年12月20日 gotohman 生活詠 今日の三首 「真夜中に明滅している電球は歌を忘れたカナリアである」 「クリスマスツリーに無数の豆電球点滅してをりこの忙しさ」 「街中を人奔走す 死の先に生なきことを知るがゆゑなり」
2002年11月29日 / 最終更新日時 : 2002年11月29日 gotohman 生活詠 今日の二首 「雲の上に青き空在り空の上に何があるのか知らぬが不安」 「死ぬために生きているのだ生の果に死が待つなどとゆめ思ふまじ」