2007年4月17日 / 最終更新日時 : 2022年2月28日 gotohman 生活詠 2007年4月17日 老ひとり雑草(あらくさ)を抜くその後方(しりへ)巨(おほ)いなる牡丹の花五つ六つ 四月半ば民家の軒に垂れ下がり藤の房花はや香り立つ 百種(ももくさ)の花に誘はれ散策する狭き路地にも選挙カ-の音 そこここに杉菜(すぎな)繁 […]
2007年3月17日 / 最終更新日時 : 2022年2月24日 gotohman 生活詠 2007年3月17日 散歩にて民家の軒より山茱萸(さんしゅゆ)の羞(やさ)しき黄の花のぞけば撮りぬ 軒端より大きくはみ出(い)で黄の花のふさアカシアがゆらゆら揺れをり 梅雨時に毬花しゃんと咲かすべくあぢさゐはいま枝枝芽吹く
2007年3月7日 / 最終更新日時 : 2022年2月26日 gotohman 生活詠 2007年3月7日 国府宮はだか祭・拾遺: おほかたは舗装に覆はるる地表なれど境内はよろし地球の素肌 もうもうと砂煙あげ裸形(らぎゃう)なる男ら本殿めがけて突進 かくほどの砂塵かぶるは幾年振り 裸男ら神域に暴れ —— […]
2007年3月1日 / 最終更新日時 : 2022年2月26日 gotohman 生活詠 2007年3月1日 イヌフグリ雑草(あらくさ)の隙(ひま)を縫ふやうに生(せい)得しゆゑの哀しみに咲く 街川は水断たれしまま春に入り草湧き出でて底土緑(あを)し
2007年2月25日 / 最終更新日時 : 2022年2月18日 gotohman 生活詠 2007年2月25日 枯死せしに似る枝振りの紫陽花がはや新芽出す二月下旬に 干涸らびし枝より芽を出す紫陽花の枯れて果てざる極意知りたし
2007年2月13日 / 最終更新日時 : 2022年2月18日 gotohman 生活詠 2007年2月13日 寒紅(かんこう)は五分咲き青軸(あをぢく)まだ咲かぬ二月初旬の噴水のほとり (新仮名): 叶うなら二十二世紀まで生き延びて人間居るか確かめたいな
2006年5月29日 / 最終更新日時 : 2022年3月17日 gotohman 生活詠 2006年5月29日 母の日の蕾の百合が花開きしばし薫りてはや萎みゆく ぎっしりと咲くミニばらに屋根までも覆はるるこの花屋の親し 葉桜の間(あひ)歩み来ぬ病院の青白きネオンが川面に揺れて
2006年5月23日 / 最終更新日時 : 2022年3月17日 gotohman 生活詠 2006年5月23日 神池の守(も)り役のゐて指させり平家ボタルのほのかなる火を 神池に平家蛍が二匹のみピアニッシモの明滅をなす カワニナは源氏の餌にてタニシは平家 餌を育つるに人参やると 昨夜(よべ)のごと蛍を観んと眼を凝らすにをりをり池に […]
2006年5月11日 / 最終更新日時 : 2022年3月17日 gotohman 生活詠 2006年5月11日 花水木は萼にはあらず手触(たふ)るれば人肌のごとしっとりとして 飽きもせず未だに日々(にちにち)幾十人自爆テロにて死ぬイラクなり 自爆テロ記事に飽きたるメディアにて小さく報ず70人死亡と 外壁に沿ひくさぐさの薔薇咲かせこ […]