2014年4月18日 / 最終更新日時 : 2022年3月11日 gotohman 反戦・平和 白き花水木 見下ろせば湿る路面にただよふごと白の極みに花水木咲く あらためて白とふ色のかくほどに美しきかと花水木観る 電算機が答を出すまで間(ま)のありて「考えてるな」とつい呟きぬ 思考過程、電子計算機と人間では根本的に違ふと言ひ切 […]
2014年4月8日 / 最終更新日時 : 2022年3月11日 gotohman 生活詠 嫌米? 金(きん)をまぶす神社の大門に桃の木が紅白の花を齋(いつき)となせり はてしなき水色の空を泳ぐとも映るとも見えて桃の花花 がさつなるアメリカの唄は好かざれど<カントリーロード>は心(しん)に沁みくる 軍事や銃器のぞきて嫌 […]
2014年4月6日 / 最終更新日時 : 2022年3月11日 gotohman 生活詠 アメリカという国は 透明に心を保たん世のなべての物象に浸入し本質を観んため 時はいま岐阜公園より長良川岸辺にしらじらと桜花はさかる 河川敷に並ぶ鵜飼の舟いくつ屋根に太陽光パネルを貼るもあり 岐阜と杭州は姉妹都市とて記念碑ありけふの春の日あび […]
2014年4月4日 / 最終更新日時 : 2022年3月11日 gotohman 生活詠 憂ひ 花水木の各細枝の尖端に小(ち)さき玉の芽 萼へと開く 悪法を通す政治的テクニック 始めは処女のように後(のち)脱兎のようにか (新仮名) 集団的自衛権などと戦争を好む政治家の言ひさうなこと 真に平和を目指す政権なら近隣と […]
2014年3月23日 / 最終更新日時 : 2022年2月27日 gotohman 生活詠 三首 尼寺の庭に冬より春にもまだ一つ椿花が落ちず紅差す たまさかに手触れし地球儀回しみる。これしきの世界に戦争絶えぬ 「空(くう)」はつまり全てを孕む。真空に全ての物象が生滅なすごと
2014年3月7日 / 最終更新日時 : 2022年2月27日 gotohman 生活詠 滅びの美? 滅びののちひときは冴ゆるものもある公孫樹の落ち葉、山茶花の花弁 ------- 微積分や虚数の発見そのほかは神にも誇れる人智なりけん 数多き物理定数の値自体を導くなどは人智のほかにて
2014年1月15日 / 最終更新日時 : 2022年2月15日 gotohman 生活詠 進化論? 進化論は結果論なり遺伝子の突然変異に意思など働かぬ 寒さゆゑ冬の花なるシクラメンも肩を竦めて耐へゐる風情
2014年1月11日 / 最終更新日時 : 2022年2月15日 gotohman 生活詠 常緑樹と冬木 冬の陽に照る常緑の木の葉の色をりをり透明な青にきらめく よく見れば櫨の冬木は枝さらし小粒な銀の実を多(さは)につく