2013年1月17日 / 最終更新日時 : 2022年2月15日 gotohman 生活詠 姉、姪 五十歳(ごじふ)まで音信皆無の姪をりて初の電話に「母が病」と 離れ住む姉らとの絆弱く経てせめて老後の病に強まる
2012年7月18日 / 最終更新日時 : 2022年4月12日 gotohman 生活詠 絶望 太ももまで剥き出しにして闊歩する女(ひと)羨ましき暑さなりけり かくほどに武器が蔓延、凶悪化し人類の未来は絶望あるのみ 身に違和を持ちしまま東北へ傾聴のボランティへ行きし妻が気になる
2011年7月25日 / 最終更新日時 : 2022年4月12日 gotohman 生活詠 子、孫 音楽に縁ある父子(ふし)とも思へねど父の名ひびき子の名は奏(かなで) 何だらう、何かを忘れてもやもやと不安のやうなどうでもいいやうな
2010年9月28日 / 最終更新日時 : 2022年8月21日 gotohman 生活詠 いびつなる月 昇りくる鈍色にしていびつなる月に映るは不穏の国情 日本が育てし日本の横綱なり白鵬連続四場所全勝 日本が育てし大リーガー・イチローの十年連続二百安打を嘉す
2009年6月13日 / 最終更新日時 : 2022年3月26日 gotohman 生活詠 今日の歌 餌(ゑ)に寄りくる幾多の雀の中に一羽絶えずぴーぴーと鳴くありて愛(は)し 父母(ちちはは)亡く長兄も逝き次兄また身罷りて三日、奇跡を乞ひしに 絶滅は種(しゅ)の宿命なり人といふ種(しゅ)は例外と誰も思はぬ
2007年3月27日 / 最終更新日時 : 2022年2月24日 gotohman 生活詠 2007年3月27日 妻と歩む川沿ひの道 水際(みぎは)には鴨群れ家並(やなみ)より鶯の声 朝起きて夜寝るまでの平凡の繰返しを時に倦むと言ふ妻 岐阜県高山市の飛騨大鍾乳洞観光大橋コレクション館に、手で触れてご利益あらんと陳列されてゐし100キ […]
2004年11月19日 / 最終更新日時 : 2004年11月19日 gotohman 生活詠 2004年11月19日 覘(のぞ)きしが雲勝りゐてまた隠るされどやがては晴れ晴れと月 曇る宵散歩に出でしが帰るころ弦月現はれて鬱を晴らせり ——————— […]
2004年4月29日 / 最終更新日時 : 2004年4月29日 gotohman 生活詠 今日の歌 「地蔵寺も湿潤の若葉溢れゐてわれは釈迦涅槃石像を撮る」 「澄む空に真綿のやうな白き雲さやかに伸びて仏閣おほふ」 「蜘蛛の巣の張れる釣鐘わんわんとかって鳴りけむ音の残響」 <妻>: 「妻やる気?日曜大工道具買ふ少女のやうな […]
2003年11月3日 / 最終更新日時 : 2003年11月3日 gotohman 生活詠 今日の五首 機会あって子供3人(+嫁一人)が集う。 「あらためてわれに三人(みたり)の子のあること噛みしめてをり集ふを見つつ」 11月3日は晴れの特異日のはずが・・・。 「秋雨に濡るる文化の日となりて四千余人の叙勲ありけり」 雨水が […]