2004年11月16日 / 最終更新日時 : 2004年11月16日 gotohman 生活詠 2004月11月16日 チャイコフスキー第六が鳴る車中にて半ばまどろみ中有(ちゅうう)を恋ひぬ 襲ひ来る雲押し分けてほとばしる太陽光が地上を舐めゆく 騒音の中に目つむり黙すれば無窮の彼方に人の笑ひ声
2003年6月3日 / 最終更新日時 : 2003年6月3日 gotohman 生活詠 今日の五首 「<愛>といふ甘くもつらき言葉あり。それが育てし技術の重さ」 (NHKテレビ、Xプロジェクトで、<愛>をキーワードとするプラズマテレビの開発物語が放映された。) 「吾が妻に幾度も言ひ来し愛といふ言葉の軽さ重さを量る」 「 […]
2003年5月29日 / 最終更新日時 : 2003年5月29日 gotohman 生活詠 今日の五首 「体調のすぐれぬ妻に聴かせけりかの<亡き王女のためのパバーヌ>」 「妻のためかくる癒しの音楽にいつしかわれが癒されてをり」 「<ダフニスとクローエ>まさに天界より泌み出(い)でそのまま部屋に満ちたり」 「ふか闇にラヴェル […]
2003年3月7日 / 最終更新日時 : 2003年3月7日 gotohman 生活詠 今日の8首 「空白く春の雨撒き 梅林の白き花には細雨が似合ふ」 「奇数番交響曲の間(あひ)に置くベートーヴェンの静の面よし」 「交響曲第四番に意外なるベートーヴェンの幽邃(いうすい)がある」 「いつしかも外は暗闇しゅわしゅわと音とも […]
2003年2月18日 / 最終更新日時 : 2003年2月18日 gotohman 生活詠 今日の五首 「ベートーヴェン、ヴァイオリンソナタ・クロイツェル車内に鳴りて外は満月」 「十五夜も十六、七夜もまんまるの月にていささか不気味でありける」 「満月の白き面(おもて)に影絵なす枯山水を踏みし人あり」 「冬の末はや日の光(か […]