気を失い元に戻ることを“get back to the world”などと言うらしいよおもしろ

オーヘンリーの短編にさえ“They was ・・”などと出てくるね。文法というものはその程度のものさ

ずるずるずると過去へ引き込む唄流れ臍（ほぞ）のあたりが寂しく濡るる

「すきやき」は「鋤焼」と知り納得す。「つくばい」は「蹲踞」と、これも自明か

「ハライソ」は「天国」のかつてのキリシタン用語されど今でも生きてをるなり

「実体」は「じったい」と読むか「じってい」かで意味が違うというややこしさがある

例えば「強」、訓よみは「つよい」「しいて」など九種ある。日本語習得の難しさの一端 （「強」：［音］キョウ（キャウ）（漢）　ゴウ（ガウ）（呉）　［訓］つよい　つよまる　つよめる　しいる　こわい　つとめる　しいて　したたか　 […]

「感慨」と「気概」の文字の差違のわけ深く思はず使ひきて久し

破落戸（ごろつき）とか「麾（さしまね）く」とか「紙縒（こより）」とか使ひ慣れざる漢字も多し

「御他聞に・・」とか「御多聞に・・」とかとしてしまう「御多分に漏れず」が正しいのだが