今日の歌

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「梅雨の雲抉(こ)じ開けのぞく夕空の紺の深みに金魚泳げり」

これは心象風景というもので、自分の心の中だけでしょうが、たしかに金魚の泳ぐのが見えたのです。文字通りの金魚、つまり金色の魚が泳いでいました。久し振りに見る紺青深い空に心が感応して、きらきらの魚を泳がせたのに違いありません。もちろん、多少の遊び心もあります。

「ひとしきり落ちし雨去り緞帳を引き上げしごと満天の星」

「梅雨明けをことほぐやうに満天に星かがやけど月なきが寂し」

「梅雨明けと戻り梅雨とが交錯し気象庁など当てにしてはをれぬ」

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「フセインは息子二人の死亡をば殉教といふ。気持は解るが・・」

「ゲリラとなり米軍襲ふはフセインら一派の最期の足掻きか否か」

「今世界で一番危険な国はどこ?圧倒的にアメリカと答ふ」