様々な配慮を

「次の逢如何にありなむ友らとの年ごと減りゆく同窓会に」(比叡2006/07/17

今年の同窓会は5名参加者が減りました。来年はどうなるのかなとの思いです。2句目は自信がありませんがこれでよろしいでしょうか。宜しくお願いします。

同窓会は毎年開かれるのですか?結構マメなのですね。が、年々参加者の数が減っていくのは寂しいですね。お歳のこともあり、隔年にされたら増えるというものでもないでしょうし。。。

添削:
「次の逢ひは如何にあらせむ参加者の年ごと減りゆく同窓会よ」(比叡)

添削有り難う御座いました。次の2点教えてください。私は旧かなですが?。
?逢のひは必要ですか。
?「あらせむ」という表現の意味を教えてください。「ありなむ」は間違いでしょうか?

旧仮名短歌か新仮名短歌か(あるいは口語新仮名短歌か)は作者によってではなく、歌ごとで判断されますね。同一作者が両方を作ることはいくらでも例があります。(内容によって使い分けるのです。)今回のお作は旧仮名ですね。また、「逢」は、確かに旧仮名では「逢」でも「逢ひ」でもいいのでしょうが、読みづらいと判断して「ひ」を付けました。特に元歌のように直ぐあとに「如何」という漢字が来る場合は「ひ」を入れることで外見上もすっきりしますね。「逢如何」で一つの成語かと悩む読者も出るかもしれません。さらに「如何にあらせむ」は「どのようにあらしめようか」という意味ですね。つまり「どんな会にしよう」の意味です。「如何になりなむ」も考えましたが、これですと「どうなることだろう」(開催できるのだろうか、を含意)という意味ですので、ご真意から外れると思った次第。元歌の「如何にありなむ」は文法的にはミスではないにしても、意味があいまいになりますね。「ありなむ」は「きっとあることだろう」あるいは「きっとあらせたいものだ」の意味ですから。「どのようにきっとあることだろう」「どのようにきっとあらせたいものだ」では変ですね?