常套句は避けたい

「天をつく銀杏若葉のさ緑が古寺の空輝かしおり」(あおい)
「スダジイの老木茂り主のごと小さき社は昼なお暗し」(あおい)


私の市では緑化啓発運動の一環として「市の巨木・名木マップ」を発行配布しています。この地図をもって家から一時間ほど散歩して、お寺や神社に堂々とそびえる木々に会いに行きました。ほんの一時間ほどですが、すがしい気持ちになって帰宅できました。

お寺や神社の境内はそれほど人の手を加えないゆえか、巨木や古木など天然記念物的な木がありますね。お作の二首目、「昼なお暗し」のような常套句は避けたいですね。短歌は創作ですから。。。

添削(旧仮名):
「天を突く銀杏若葉のさ緑が古寺の空に輝きてをり」(あおい)
添削(旧仮名):
「スダジイの老木主のごと茂る小さき社のほの暗き昼」(あおい)