語韻 余韻 について

「ほの暗き城門くぐり大銀杏耀く道を武道館に着きぬ」 (幸乃さん2001年12月6日
いいですねー。「ほの暗き城門」という重い出だしが、「武道館」の暗く重みある語感に呼応しています。その中間が陽光あふれる道で、すっかり黄葉した大銀杏並木がまぶしく輝いている。。。やわらかを出すため「耀く」をひらがな表記とし、また結句だけ添削しておきます。
添削(梧桐):
「ほの暗き城門くぐり大銀杏かがやく道を武道館へと」(幸乃
結句「武道館へと」は、字余りを直したというよりも、動作の継続を表すための添削。もちろん「(・・・歩む)」を省略した形です。これにより余韻が強くなりました。)