2004年10月29日(金曜)

  • 2004.10.29

台風や地震の被害で大勢が苦しんでいるというのに・・・ 一葉の肉筆原稿読みながらふと恋心湧くは奇態かも アラファトが瀕死で、イラクも死にそうで、香田くんなんて死んでるのでは? (口語新仮名)

2004年10月27日(水曜)

  • 2004.10.27

札幌に初雪、地震の新潟に雪降らば被災の人ら死なむに ああ厭だッ 酷暑、台風、大地震、加へてイラクの怨念襲ふ 全天が一滴となり稲の葉の尖(さき)に宿りて光を放つ

2004年10月24日(日曜)

  • 2004.10.24

大震災襲ひし新潟その隅の堀の内町は師の生まれ郷(ぐに) 何ゆゑに新潟襲ひし大地震(おほなゐ)と憎める人らの心情わかる 四十年振りの故郷の駅ホーム 駅名ボードさへ無く寂る 四十年ぶりに立ちたるふるさとの駅は名さへも変はれど古りし 美しき裸身も時空の幽霊かそのまま永久(とは)にと痴烏(をこ)の願ひす うつくしきものの生(あ)れくる勢ひに滅びの必然をしばしば忘る

2004年10月22日(金曜)

  • 2004.10.22

犬山はわが隣り町歩みつつ初見の思ひ湧くが不思議さ 犬山の駅前 時流に従へど本町などは古色を残す 写しつつ歩むわれゆゑ共に来し妻をしばしば苛立たしめき 台風23号の後なれば・・・ 唸りつつ濁流逆巻く木曽川が犬山城下を寛らかに行く 何代かの犬山城主の血がくだり我が身の内を駆け巡るとぞ

2004年10月20日(水曜)

  • 2004.10.20

もう二十三号なんだ十個目の台風上陸 罪深い国だ (口語新仮名) 猛暑の夏、台風ばかりの夏から秋、無事に門松見られるものやら (口語新仮名) 強大とテレビが叫ぶ台風が隣を静かに過ぎてゆくらし イラク戦争支持は非なりしを頑なに認めざる首相の顔は獰猛 米兵とイラク市民の死者数は言へどイラク兵に言及するなし (今回の台風23号、我が家も直撃かと警戒していましたが、やはり肩透かしでした。隣りの岐阜を通ったと […]

2004年10月18日(月曜)

  • 2004.10.18

天の底抜けたるごとく澄み渡る大空を航(ゆ)く鳥はばたかず 木下なる狭庭の隅の暗がりに昼鳴く虫のそぞろにゆかし 月もなき夜の社殿の碑の下をふたつ眼(まなこ)を光らせて猫

2004年10月15日(金曜)

  • 2004.10.15

澄みわたる空に満ちたる気の波をかき回しつつ鴉ら乱舞す あふられて群生コスモスくさぐさの彩(いろ)の墨もて虚空を刷きをり ストレスの下痢を誘ふは現代病などとテレビが今更に言ふ

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