里見浩太郎
- 2014.12.17
里見浩太朗: 二二六事件の夜の夫婦(めをと)ごとに汝(なれ)は生(あ)れしと聞きしと里見は
梧桐学が日々詠んだ歌の収納庫です。
里見浩太朗: 二二六事件の夜の夫婦(めをと)ごとに汝(なれ)は生(あ)れしと聞きしと里見は
想へらく釈迦や孔子は日本では縄文時代の人とは意外 キリストとて弥生時代に生きし人つまり日本の先史時代ぞ 奢る国、アメリカ合衆国の建国はたかが江戸・安永年間
世界史の各国並列の暦年表 交響曲の楽譜のごとし
十九世紀の小説に知る英語とて時代とともに文法変はる 青ざめた太陽がゆらゆら中東に昇る世紀に我らは生きる
卑弥呼とは神功皇后のことならん と誰かが言ひしや言はざりしや 隣国の一党独裁をこきおろす政党が選挙で圧勝せりけり 蒸し暑き大暑の日なりあらためて古人の知恵の深きを思ふ
コロンブスを敬し鄭和(ていわ)には触れざりし世界史の授業は公平なりしや 数十年コロンブスに先立ち幾たびも大航海せし鄭和(ていわ)の偉大さ 明代(みんだい)に鄭和(ていわ)は交易を目的に七度に亘り大航海す 西欧は植民・侵略を目的に大航海しぬ コロンブスもまた
油断といふ自信過剰の落とし穴 龍馬も信長も落ちて還らず なぜだらう龍馬は武器商人、信長は殺人鬼にして今も慕はる