蒼穹
- 2022.12.13
寂しさは白昼にこそあるめりとひたすら蒼穹を撮りまくるなり
梧桐学が日々詠んだ歌の収納庫です。
寂しさは白昼にこそあるめりとひたすら蒼穹を撮りまくるなり
宇宙的さびしさなどと言ふなかれ木星やけに輝く宵なり
ダークマター、ダークエネルギーとコスミック・ダンスが宇宙の本質と知る コスミック・ダンスもしづかに停止せむエネルギー第三法則の魔に
惜しみなく天は素裸の空を見せヒヨドリ・スズメ・鳩ら飛ばしむ
おほかたは白雲(しらくも)覆ふひるどきを西の山ぎは海否空あり
台風はおとなしく過ぎしがそのあとの余燼の風がむしろ暴れて 台風の余燼の風うけ変化(へんげ)する雲百態を写真に収む
非定型(口語新仮名): 「月に行きたい?」「ぜ~ん、ぜ~ん。月は地上にありて眺めるものさ」
昇る時刻みはからひ外へつと出でて唸りつつ照れる名月を撮る 撮りたての名月を妻に見せたればに「ほんとにまん丸」と形に感心す
日没後幾分過ぎし西方の山脈をシルエットに茜色残る
満月見ていづれがロマンか迷ふなりかぐや姫あるいは人の足跡