雲の影疾し
- 2024.03.18
空駆くる雲の影迅し東風(こち)ならずなほ冷えしるき北風にのり
梧桐学が日々詠んだ歌の収納庫です。
空駆くる雲の影迅し東風(こち)ならずなほ冷えしるき北風にのり
この宇宙はビッグバンにより生まれたと言うがではそれ以前は何だというのだ ビッグバンも一説にすぎずこの宇宙の成り立ちなどは人智の外(ほか)なり
わが国の宇宙技術がやうやくに月の面(おもて)に探査機を置きぬ
あなおもしろ雲の穴から空のぞき雲が動けば空も動けり
月面に‘LOVE’と読み得る影あるを写真にて示しし人の情熱
あるときは夜空をながむ全天の星いつせいに流るるを待ち
しづしづと雲流れゆくさまざまな形へ崩れつつ空に溶けゆく
円弧状の糸のやうなる朝の月を撮らむアングルに苦労してをり
そもそもはどうして宇宙が在るのかが根本にして最大の謎
意志あるごと激しく変化する空模様 高低、多彩な冬の叢雲(むらぐも