縄文時代、土器制作はほぼ女性が。戦闘なかりき理由の一つ
誇らかにアガパンサスと紅白ユリそれぞれ数輪ならびて花壇に
家前の小花壇に娘(こ)が植ゑたらし紅白のユリの裂花が数輪
この宇宙に果あるものならその果まで行きて見たしも銀河のからくりを
案の定、‘人’は地球に倦むときはひたすら宇宙をむなしくめざす
抄歌集にいちにんの歌の‘時’は迅し笑へる父母が即棺に入る
稀(まれ)なれど乱数表に同一の数字が三つも並ぶことある
曲想のみ知りゐしこの曲もショパンなりきピアノの美音を最大限に示す
お地蔵を中心に並ぶ仏像群の中にきはだつ美女仏さま
「生きる」とは「息」の動詞化といふことを齢八十余にして悟る