2002年3月29日 / 最終更新日時 : 2002年3月29日 gotohman 生活詠 今日の五首 「催花雨が今日も舞ふから桜並木おしなべて咲け吾が投げキスに」 「空爆に怯えし民を何ゆゑに地震(なゐ)まで襲ふや アフガン号泣」 「大地震に破滅の村が地雷原(ぢらいげん)めぐらせアフガンの谷間に孤立」 「イスラエル対パレス […]
2002年3月27日 / 最終更新日時 : 2002年3月27日 gotohman 生活詠 今日の三首 「何層にも霞かさなりその中でいま回転する切なさがある」 「“生きる”こと切なくずしりと重いから人はしばしばつまづくのだろう」 「さて君が翼を得たらどこへ翔ぶ?-仮定の問いでは陥ちるしかない」
2002年3月26日 / 最終更新日時 : 2002年3月26日 gotohman 自然詠 今日の三首 「寒戻り黄砂も晴れて山緑(あを)し 奧にかがやく雪の山脈」 「左には伊吹の雪嶺、木曽山脈右方に雪の御嶽山聳(た)つ」 「昨日見し畳(たたな)づく山、青垣も雪嶺も今日は霞に幻影」
2002年3月23日 / 最終更新日時 : 2002年3月23日 gotohman 生活詠 今日の三首 「朝聞きし’Country Road’を脳奧にひと日鳴らして憂ひを糊塗す」 「口ずさめば’Country Road’に見も知らぬ West Virginia が忽然と顕(た)つ」 「大鯰だ!-Grand Canyon の […]
2002年3月22日 / 最終更新日時 : 2002年3月22日 gotohman 自然詠 今日の三首 「あはあはと飛騨の山波かすめるは黄砂現象か 大陸近し」 「旋風がアジア大陸の黄土をば捲き上げひたに押す日本(にっぽん)へ」 「暖冬に野草ら狂ひしのみならず上野の桜はや満開とぞ」
2002年3月21日 / 最終更新日時 : 2002年3月21日 gotohman 自然詠 今日の二首 「春彼岸くもりてかすむ街の上さかんに小鳥ら離合集散す」 「つね通ふ桜並木の入りぎはにニ輪開花し魂(たま)灯(とも)すなり」
2002年3月19日 / 最終更新日時 : 2002年3月19日 gotohman 生活詠 今日の二首 「多忙とは自ら創るものにして御(ぎょ)せざる頭は春の霞さ」 「タンポポも菜の花、土筆も生き急ぎ河縁(かわべり)占める早春賛歌」
2002年3月17日 / 最終更新日時 : 2002年3月17日 gotohman 自然詠 今日の三首 東京出張の途路に・・・往路、復路とも、薄曇りの中にあわあわとした富士の雪嶺を見ることができました。富士山は見るたびに新しい姿となって現れます。歌に詠み飽きない理由です。 往路:「背後(そがひ)また此方(こなた)の雲にはさ […]
2002年3月13日 / 最終更新日時 : 2002年3月13日 gotohman 生活詠 今日の三首 「迷ひなく真上に伸びてはだか木のメタセコイアら青空およぐ」 「紺青の夜空に並び枝張れるメタセコイアら灯を受け浮遊す」 「鏡面の天文ドームが底(そこひ)なき闇を映して黒々と立つ」
2002年3月12日 / 最終更新日時 : 2002年3月12日 gotohman 生活詠 今日の三首 「暖春に後頭部より襲われる。蒟蒻(こんにゃく)による打撃の感じ」 「街を貫(ぬ)く川の小流れ濁れるに鴨、白鷺らなほも寄りくる」 「人としてつひに知り得ぬこと多く、彼言ふ『たとえば<女体の神秘>』」