2002年8月5日 / 最終更新日時 : 2002年8月5日 gotohman 生活詠 今日の五首 「虚しさを排除せる生希(ねが)ふとき炎天にして頭(づ)から星散る」 「癌宣告娘(こ)が受けしより愛妻はうろたへざるも常の精気なし」 「白鷺に青鷺まじりなほ暑き夏夕空の西へ消えゆく」 「幾億年続く筈なき人といふ種(しゅ)の […]
2002年8月2日 / 最終更新日時 : 2002年8月2日 gotohman 生活詠 今日の三首 「いづくより来し糸トンボ部屋のドア脇の芥にまじり横たふ」 「容赦なく照る真夏日の圧力を跳ねかへさんと大股で歩く」 「炎熱に汗噴きながら憶ひをり白川郷の紫陽花、葵」
2002年7月31日 / 最終更新日時 : 2002年7月31日 gotohman 生活詠 <燕>三首 「 何となくひもじき心の遠因か巣より怯えて吾を見し燕」 「燕返し見なくてもいい、ビル街に佐々木小次郎出で来ぬものか」 「幼児期の記憶はあまりに曖昧で燕尾服そのまま宙を飛翔す」
2002年7月27日 / 最終更新日時 : 2002年7月27日 gotohman 旅行(ドライブ)詠 世界文化遺産・白川郷 「白川郷合掌造りの記憶はまづ煤沁み込みし囲炉裏、縄など」 「白川郷・五箇山-かつての秘境いま<世界文化遺産>を冠せらる」 「昔日の深山にして幽谷の白川郷いま日帰りコース」 「白川郷合掌造り集落に照明装置あり放水デモあり」 […]
2002年7月22日 / 最終更新日時 : 2002年7月22日 gotohman 旅行(ドライブ)詠 分水嶺御母衣ダム荘川桜 「高鷲村(たかすむら)分水嶺地点に記しあり。左太平洋、右日本海へと」 「日本の背骨の上に湧き出づる小流れ左右に別れつつ愛(は)し」 「御母衣(みぼろ)とふロックフィルダム満々と水湛へつつ波も渦もなし」 「満々たる御母衣ダ […]
2002年7月21日 / 最終更新日時 : 2002年7月21日 gotohman 生活詠 今日の5首 「改革のムードに悪乗りする彼が長老達をないがしろにする」 「狂人に刃物の喩 権力の味を覚えて暴君と化す」 「改革の名のもと歪(いびつ)な自己流で正義のやうに組織あやつる」 「梅雨あけて少年の日の感傷が激しく起これど天が吸 […]
2002年7月12日 / 最終更新日時 : 2002年7月12日 gotohman 生活詠 台風一過 5首 「台風が梅雨前線押し上げて日本列島かいせい快晴!」 「七月の部屋から見ゆる大空は濃紺にしてすでに秋の色」 「繰り返しなほ繰りかへし飽きもせず春夏秋冬のセピア色」 「梅雨明けは胸騒ぎせし 歳超えてやや褪せながらもこの胸騒ぎ […]
2002年7月10日 / 最終更新日時 : 2002年7月10日 gotohman 社会詠 体外受精 (口語短歌3首) 「見も知らぬ男(ひと)の精子を受精した卵子の着床よろこぶ時代」 「英国で白人カップルに黒人の双子生まれる。現代魔術」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(体外受精のミス?) […]
2002年7月8日 / 最終更新日時 : 2002年7月8日 gotohman 自然詠 羽島市大賀蓮池 「大賀蓮その華麗なる優雅さは弥生時代の息吹(いぶき)秘めもつ」 「清楚なる蓮のおほ華つつめるはなほ幾千年を生きむ種子なり」 「蓮の葉にのる雨露が風に振れ雲裂いて射す夏の日はじく」 (1951年に大賀博士が当時の東大農場の […]