2003年2月23日 / 最終更新日時 : 2003年2月23日 gotohman 反戦・平和 今日の六首 「地中には何棲むならむ冬空に伸び行く飛行機雲に思へる」 「地球にはまだまだ住めるところある何に喘いで争うのだろう」 「地上には10万人都市ビル計画、海底都市の構想もある」 「東京とニューヨーク間を30分、スペースプレーン […]
2003年2月21日 / 最終更新日時 : 2022年2月21日 gotohman 生活詠 今日の四首 「月面に径二十メートルの隕石が衝突したるを撮りし人あり」 「冬空を西から北へ水平に喉(のみど)の高さに白き気流あり」 「内奥にジキルとハイドを潜めもつ人とふもののあはれさを知れ」 「狂信と狂人の差のあやふさを孕みたるまま […]
2003年2月19日 / 最終更新日時 : 2003年2月19日 gotohman 生活詠 今日の二首 「雨水(あまみづ)を<うすい>と読ませ中気とす雪から雨に変はる頃とぞ」 「マスコミに脱北者なる語があふれその語の意味を知らぬ者なし」
2003年2月18日 / 最終更新日時 : 2003年2月18日 gotohman 生活詠 今日の五首 「ベートーヴェン、ヴァイオリンソナタ・クロイツェル車内に鳴りて外は満月」 「十五夜も十六、七夜もまんまるの月にていささか不気味でありける」 「満月の白き面(おもて)に影絵なす枯山水を踏みし人あり」 「冬の末はや日の光(か […]
2003年2月17日 / 最終更新日時 : 2003年2月17日 gotohman 社会詠 今日の七首 「イラク今大量毒ガス隠し持ち自由の敵と言ふ人をれど」 「毒ガスや核兵器さへ持つ暗き北朝鮮の行く末見えず」 「北朝鮮、核や毒ガス持つならば隣国もまた対抗すべきや」 「北鮮のテレビ放映観るたびに戦前のわが皇国思ふ」 「再びを […]
2003年2月16日 / 最終更新日時 : 2003年2月16日 gotohman 生活詠 今日の七首 「歩みつつ風の匂ひも春めきてキラリと光る妻の眦(まなじり)」 「いつよりか背を丸くして歩く癖しばしば妻に言はれ身を反(そ)る」 「不思議なり七日に一日休むこと時代を超えて万国に根付く」 「その昔天地を造り賜うたる神さへ七 […]
2003年2月14日 / 最終更新日時 : 2003年2月14日 gotohman 生活詠 今日の四首 「ただいまは冬と春とのせめぎ合ひ山を霞ませスギ花粉飛ぶ」 「<目には目を>イスラム教が米国に伝染せしか<核>辞さじとは」 「戦闘が中東の野を焦がすころ日本は桜か牡丹か百合か」 「冬の街つつめる穹(そら)はただ蒼く渺々(べ […]
2003年2月11日 / 最終更新日時 : 2022年2月11日 gotohman 生活詠 今日の3首 真か偽か建国記念日問ひはせでただ休日を愉しむが善し 暖かき二月中旬雨の日に鳥鳴き花咲く浄土思はず 胴体をぶった切られた庭の木のその断面に春雨流れ
2003年2月10日 / 最終更新日時 : 2022年2月10日 gotohman 生活詠 今日の4首 「ひと日中多忙に暮れし夜なればPC画面に睡魔が踊る」 「この身いま熔けて大河に交はれば河口あたりは青く濁らむ」 「自我といふどうしやうもなき業(ごふ)が時をり頭を擡(もた)げ悩ます」 「平和はまづ自己からそして家庭から、 […]
2003年2月9日 / 最終更新日時 : 2022年2月8日 gotohman 生活詠 今日の短歌13首 「娘いま廈門(あもい)にあればわが妻は中国すべてに関心深む」 「地上より三百メートル上空へ実に静かにリフトは運ぶ」 (注:リフト=Lift、エレベーターの英国読み) 「為せば成る技術といふか十円玉立てて倒さぬリフトの動き […]