2007年3月17日 / 最終更新日時 : 2022年2月24日 gotohman 生活詠 2007年3月17日 散歩にて民家の軒より山茱萸(さんしゅゆ)の羞(やさ)しき黄の花のぞけば撮りぬ 軒端より大きくはみ出(い)で黄の花のふさアカシアがゆらゆら揺れをり 梅雨時に毬花しゃんと咲かすべくあぢさゐはいま枝枝芽吹く
2007年3月16日 / 最終更新日時 : 2022年2月24日 gotohman 生活詠 2007年3月16日 この冬は雪見えざりし伊吹山三月半ばに冠雪かがやく 雪降らず早々に閉ぢしスキー場三月半ばの大雪にどうする? 染井吉野開花予想の外るるさへ困る業界の在るを笑へず
2007年3月12日 / 最終更新日時 : 2022年2月24日 gotohman 生活詠 2007年3月12日 歩みつつときをり雨の降りかかる駆け合ふ雲のいづれの汗か 予報どほり日の二十パーセント雨が降り夕焼けもなく暮れゆかんとす
2007年3月11日 / 最終更新日時 : 2022年2月24日 gotohman 社会詠 2007年3月11日 石油時代始まりてより百五十年すでに枯渇の恐怖ひたひた 株価はも企業業績に拠るべきにただ“売り”のみにて暴落するとは
2007年3月10日 / 最終更新日時 : 2022年2月26日 gotohman 社会詠 2007年3月10日 今日、東京大空襲から62年目(口語新仮名): 大空襲の補償を国に求めると。アメリカじゃないのか、変な感じだ
2007年3月9日 / 最終更新日時 : 2022年2月26日 gotohman 生活詠 2007年3月9日 しばし舞ひそのまま心へ降り込める風花ありて思ひを冷やす 舞ひ入りて心に影をさまよはせ風花ははや切なさとなる
2007年3月7日 / 最終更新日時 : 2022年2月26日 gotohman 生活詠 2007年3月7日 国府宮はだか祭・拾遺: おほかたは舗装に覆はるる地表なれど境内はよろし地球の素肌 もうもうと砂煙あげ裸形(らぎゃう)なる男ら本殿めがけて突進 かくほどの砂塵かぶるは幾年振り 裸男ら神域に暴れ —— […]
2007年3月3日 / 最終更新日時 : 2022年2月26日 gotohman 生活詠 2007年3月3日 愛知・国府宮裸祭: 人押し分け拝む本殿に据ゑらるる大鏡餅に幾多の亀裂 隣市に住みこの歳にして初見なる裸祭の奇にして妖し 奇声あげ裸の群が儺追笹(なおひささ)担ぎて神殿へ雪崩うち継ぐ 褌(たふさぎ)を纏ふ裸の男たち揉み合ふ […]
2007年3月1日 / 最終更新日時 : 2022年2月26日 gotohman 生活詠 2007年3月1日 イヌフグリ雑草(あらくさ)の隙(ひま)を縫ふやうに生(せい)得しゆゑの哀しみに咲く 街川は水断たれしまま春に入り草湧き出でて底土緑(あを)し
2007年2月28日 / 最終更新日時 : 2022年2月18日 gotohman 生活詠 2007年2月28日 続々と地表に建てらるる超高層ビル群は現代版バベルの塔さ 大会社の営業部にして商業ビル ミッドランドスクエアは魔の匂ひ発す 巨大橋、高速道路網、超高層ビルなど魂(たま)を威圧し捩ぢ伏す 上海発世界的株価暴落が現代文明の脆さ […]