2011年7月13日 / 最終更新日時 : 2022年4月12日 gotohman 生活詠 孤島 歩くとも暑さに身体がぎくぎくし水を飲みては汗のしとどに 満ちたるに少し足らざる月の面(つら)ま白に澄みて宙(そら)への窓なる 南洋の孤島に食ひもの乏しくてカニバリズムも横行せしとふ
2011年7月10日 / 最終更新日時 : 2022年4月12日 gotohman 生活詠 虚空 酔ひけむか虚空に浮かぶくさぐさの幻の花まぼろしの夢 原子力は根源的に危険といふ認識いよいよ日本を覆ふ LED、薔薇もチューリップも青色を出すを夢とし悪戦苦闘す
2011年7月7日 / 最終更新日時 : 2022年4月12日 gotohman 生活詠 七夕の夜 七夕の夜だというのにしとしとと雨降り止まない。日本のようだ (新仮名) 人ひとり病めば家内(いへぬち)暗くなる存(ながら)ふる、はた死に近きいづれ
2011年7月3日 / 最終更新日時 : 2022年4月12日 gotohman 生活詠 灯 俯瞰する夜の車道につぎつぎと赤き灯たまる信号に堰かれ 剥出しの二本の脚がしろじろと街灯の下ゆくはためきながら
2011年6月30日 / 最終更新日時 : 2022年3月27日 gotohman 社会詠 国政 時ならぬ気温の高さに心身は順応しきれず悪夢に目が覚む 偏頭痛いつしか消えてうれしきに国政のごとき熱帯夜つづく