2013年6月15日 / 最終更新日時 : 2022年3月29日 gotohman 生活詠 思ふこと 唯識論唯物論ともに空しかり言葉遊びはほどほどがよろし くさぐさの古きみ仏尊くて作りしは人とふこと忘れがち
2013年6月9日 / 最終更新日時 : 2022年3月29日 gotohman 生活詠 姉 半年ぶりに見舞へばわれ見て「弟にそっくりの人」と姉はのたまふ 「そっくりじゃなく本人だよ」とわれ言へど姉は「そっくり」を繰り返すなり 聞き上手の妻と会話する姉なれどそれがわが妻と知りてと思へず ーーーーーーーーーーーーー […]
2013年6月7日 / 最終更新日時 : 2022年3月29日 gotohman 生活詠 しあはせ 亡き人らを偲ぶ自分は亡き人らに案じられゐるとせめて思はむ あかあかと灯す駅前に立つ欅をねぐらの小鳥らしあはせだらうか 駅前の呑み屋の賑はひ過(よ)ぎりつつこの平和しばらく続くと思へり 公園の樹木は高きほどその梢くらぐらと […]
2013年6月6日 / 最終更新日時 : 2022年3月29日 gotohman 旅行(ドライブ)詠 天橋立 丘に立ち天橋立生き物に喩ふるは止めただ眺めをり たれもかれも光に包まれ生きたしなど思ひつつ天橋立股覗きする いい年してなど言はれさうな恰好にて天橋立股覗き 妻も 成りし因はともかくとして長き砂洲の天橋立に老松多し 歩きき […]
2013年5月30日 / 最終更新日時 : 2022年3月13日 gotohman 生活詠 花また蚊 咲きてはや萎え果てにけるガザニアよオーニソガラム・サンデルシーよ 萎えんとし紫蘭は花を保つかな母の日の花も衰へゆくに 手にて払ふ間もなく寄りくる蚊をやがて不気味に思ふ深夜の床に
2013年5月26日 / 最終更新日時 : 2022年3月13日 gotohman 短歌を月毎に画像で見る 夜空 墨色の空ふた分けに伸びしあと徐々に拡がる夜の飛行機雲 月さへも見ぬ夜の空のひとところ雲裂けゐるや星一つキラリ