外光はすりガラス越しにも輝いて物・人なべて既に春なり

短詩とは最少数の‘語’によりて連続無限の‘情’を起こすもの

きはやかな黄の水仙の三つ四つが二階のベランダの角に主（ぬし）たり

どの言語も即翻訳する機能もつ補聴器あらば世界は平和に イヤホン型全言語即翻訳器半世紀のちには普及せん夢

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思惟伝ふる手段なる“語”は粒粒（つぶつぶ）なり。滑（なめ）らな“情”をいかに起こすや 思惟伝ふる手段なる“語”はデジタル的　アナログな“情”をいかに起こすや

（新仮名） オレオレ詐欺は日本特有の犯罪とか。それほどこの国は特殊なのだろう 年金の積立金で株価上げる。これもこの国に固有の政治さ

（新仮名） 核兵器最初に造った罪の国がその増強を宣する傲慢 核扱う一部の人らが人類の命運を握る大罪を問おう

いにしへの聖賢の思想に触るるたび人の精神の退歩を思ふ

かくほどに輝く金星観るは初、遠き外灯と疑はざりき