裏の木にニイニイゼミ来て鳴き始め餌あさり騒ぐ雀らに和す
「‘るまた’とは「役」「没」「段」また「投」「殺」など多くの漢字の旁(つくり)部の文字」
(念佛): 「念」とふ字を「今の心」と読むならば「佛」は「人と金(かね、ドル)」といふことなのか
真黒なる雲の塊が接近しそのまま落つるごと豪雨がしばし
わが市にも国際芸術祭の展示ありて妻も協力いきいきとして
コロナ感染第八波が八月末に到来などと無粋な予告あり
我がもし男の子(をのこ)なりせば戦(いくさ)で死に今在らざりきと詠みし女人(によにん)あり
家畜保護に培養肉が創出され食糧難には昆虫食が
敷設済みの海底ケーブルはいつしらに地球三十周もの長さと言へり
鬼の容貌の人が天上の美音にてピアノ奏づるにわれ陶酔す