今日の歌

「春陽のさ霧が宙に躍りゐて目眩むほどの至福感あり」

「春日浴び眠れるやうな感覚に原初生命の胚思ひゐき」

「燻ぶれる穹(そら)に枝々張る松が天を衝くがに群花を咲かす」

「妻と歩む道路に沿ひて花水木白とピンクの悲しみながす」

「無から有生(あ)るる証左の一命を春日に游ばせやるせなかりき」

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「アメリカのイラク侵攻と占領に<力>の闇をしみじみと視(み)る」

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