薄墨桜、イラク
岐阜・根尾村に薄墨桜と根尾断層をゆう子と共に観に行きました。
「千五百年薄墨桜は生き延び来て清き老醜を今に晒せり」
(沖縄・屋久島の縄文杉は樹齢7,000年を超えるとされますが、これは別格。杉はもともと長寿の樹木で、逆に桜はせいぜい樹齢100歳とされますから、1,500歳というのは奇蹟ですね。)
「老桜(らうあう)は厳(いか)つき幹より球形に枝張り宇宙に花漂はす」
「散る花の風に流るる様の佳し老衰深き幹はさらなり」
「潤みつつ薄墨桜の散らせるは染井吉野より小振りな花びら」
「微風にて薄墨桜花散らし薄墨色のさざなみつくる」
「荒々しき根尾断層を暴きたる現場に息呑み思ひ巡らす」
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<憂ひ>
「町一つ壊滅せむか鬼畜たる世紀の帝王なほも威嚇せり」
「わが国のライオン宰相は帝王に諫言をなす力なきにや」
{アメリカABCニュースを聞いていました。その中で、「この4月だけで米兵80名余死亡」と伝えていました。しかし、「イラク人800名余死亡、1,000名超重軽傷、(以上のほとんどが老人、婦女子、子供、つまり非戦闘員である一般市民)」のことは言いませんでした。これではイラクへの反感だけを煽っているかのようですね。実際は、それに十倍する憎しみをイラク国民の間に生じさせているのですが。アメリカという国は一体どうなってしまったのでしょうか。}