ランタナ

惹かるるの意識なく経しランタナが記憶の隅につぶやくごと咲く

ルピナスが色と背丈を競ひ合ふ青空のもと園一面に

いつもならただ咲くと見て行き過ぐるツツジの群落が照り映えて明し

白や紅、赤紫などに慣れし目にひと群なれど黄色の躑躅

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