野鳩めが防御を破りスズメ用の餌食ひ荒らす そんなに飢ゆるや
みなひとつの命を全うせむとする。なべて箴言は世迷ひ言(よまひごと)にて
二階より主幹めがけて放水す炎天なれば樹木よろこばむと
ホトトギスはいかなる声で鳴くのだろう。メスとオスとで鳴き方が違うとか
残暑の候などとは言ふまい今日もまた殺人的暑さに辟易してをり
脳髄の奥の奥から染み出づる亡母(はは)の声なりああご詠歌だ
狭めてある餌場にスズメら順番を待つとて欄干にずらりと並ぶ
朝出でて聞くが楽しみの蝉の声が日々細りゆく寂しき晩夏
何兆個もの星が一斉に爆発する夢をうつくしと見しこともあり
「今日午後に雨が降る予定です」と天気予報士がのたもうてをり