2002年3月9日 / 最終更新日時 : 2002年3月9日 gotohman 生活詠 今日の三首 「忙中を川土手に出てご婦人の取り残し置く土筆に慰む」 「蓬ならよもぎ饅頭なつかしく返す葉裏の白さ陽に輝る」 「蓬また土筆はぐくむ川土手にすみれも雑草の間(あひ)に点々」
2002年3月7日 / 最終更新日時 : 2002年3月7日 gotohman 生活詠 今日の三首 「コーヒーの灰汁(あく)つくカップを磨きあげ底見れば宇宙の果なる白さ」 「おのずから湧く意思あれば厚らなる雲突き抜けて宇宙線ふる」 「高校生、二十、三十、四十代、五十、六十、七十代の歌」
2002年3月6日 / 最終更新日時 : 2002年3月6日 gotohman 生活詠 今日の五首 「啓蟄と人名付けしは勝手にて己(おのれ)とふ殻に今しばし寝む」 「アフガンいやパレスチナさらに遙かにて刻々の情報現実感なし」 「アフガンやパレスチナでの殺戮は情報といふ霞に化けて」 「タンポポはダンデライオン、ライオンの […]
2002年3月4日 / 最終更新日時 : 2002年3月4日 gotohman 生活詠 今日の三首 「披露宴に集ひし人らは脈々たる生命(いのち)の連鎖の四代に亘る」 「遅れたる披露宴とて尊かる人間(じんかん)の契りに泣く父母のあり」 「血縁は限定的でもDNA螺旋の連鎖は人間ひとつ」(梧桐) ホモサピエンス(新人;現代人 […]
2002年3月2日 / 最終更新日時 : 2002年3月2日 gotohman 生活詠 今日の二首 「生命の内なる世界の危ふさよ常に外界は父であり母である」 「忙中も電波で通はす万感の情に心の炭火は絶えず」
2002年2月28日 / 最終更新日時 : 2002年2月28日 gotohman 生活詠 今日の四首 「また来たる期末の多忙もおほかたは片づきしこと常よりも惜し」 「すでにして身疲れきはまるとは言へど残年思へば尊き一刻」 「白禿(はくたく)や 気は若くして瑞々しき恋愛の歌をわれ添削す」 「人生に悟達が理想の哲理あり そを […]
2002年2月26日 / 最終更新日時 : 2002年2月26日 gotohman 生活詠 今日の六首 「毎朝夕聞くカーラジオ、クラシック、ジャズ、Jポップス、フォークソングも」 「カーラジオに低周波エンジン音が邪魔、美しき曲が眠くなるから」 「カーラジオ時事を伝へて楽しまず聞きたくなるにはあと5,6年?」 「カーラジオ今 […]
2002年2月19日 / 最終更新日時 : 2022年2月19日 gotohman 生活詠 今日の三首 「中天に星まばらにして雲塊を白く照らすはいづくの光」 「ちらほらとオリオン星座星集めほぼ全天が星なき夜空」 「地平には市街・雪嶺匍匐(ほふく)せり空気濁りて真夜(まよ)に星見ず」
2002年2月18日 / 最終更新日時 : 2002年2月18日 gotohman 生活詠 今日の三首 「帰路にしてウィンシールドゥにうち当たりたちまち融けてしづくする雪」 「光りつつ自動車(くるま)の左右に逸れてゆく幾万の雪片は何の泪か」 「街の灯も車灯も地を這ひ鴇色(ときいろ)の雪片虚空に炎(も)えて闇あり」(梧桐) […]