2002年10月26日 / 最終更新日時 : 2002年10月26日 gotohman 生活詠 思い様々 「母の郷国(くに)知らず在り経し乙女ゐて金日成大学に行くを夢とす」 「拉致のこと劇場占拠のことなどもやがて意識の外縁に去る」 「部屋内(ぬち)に思念する午後ましづかにおし包みつつ秋の霧雨」 「中国に恋が咲いたと告げられぬ […]
2002年10月25日 / 最終更新日時 : 2002年10月25日 gotohman 生活詠 今日の二首 「秋空が一糸(いっし)の雲さへ置かぬ日も地上に絶えず人の死闘は」 「橋上に鴉四羽が鳩を喰ふ獰猛さにも秋の陽そそぐ」 (二首目:実景です。)
2002年10月19日 / 最終更新日時 : 2002年10月19日 gotohman 生活詠 今日の二首 「雲去(い)なば日輪といふ 核爆弾はるかに凌ぐ希望あるはず」 ————————— 「曇天に樹下瞑想すさめざめと地 […]
2002年10月16日 / 最終更新日時 : 2002年10月16日 gotohman 生活詠 花園また拉致 岐三重県桑名郡長島町にある<なばなの里>にて: 「温室の全館ベゴニア咲き乱れ吾は<花炎>とふ語を思ひゐき」 「めくるめくベゴニア万華(まんげ)の狂ひ咲きわれら異界に迷ひ込みしや」 「人為とも言はば言ふべし<なばなの里>百 […]
2002年10月12日 / 最終更新日時 : 2002年10月12日 gotohman 生活詠 今日の三首 「湖(みづ)よりもなほ澄みわたる秋空に心ひらけば泪が映る」 「塵ひとつなき空のまま暮れてゆき氷の破片のごとき三日月」 「藍深き夕べの空の奥の奥凝視(みつ)め続けて魂(たま)染まりたり」
2002年10月11日 / 最終更新日時 : 2002年10月11日 gotohman 生活詠 今日の二首 「七階建てビル全体が青白き網で覆はる野鳩避けむと」 「夕空を騒然と飛ぶ鳥たちに帰巣本能ゆさぶられけり」
2002年10月9日 / 最終更新日時 : 2002年10月9日 gotohman 生活詠 今日の5首 「空聖し秋雨前線押し遣りて汚れと怯えの世情を祓へ」 「オフィスは鉄筋ビルの中なれば残響伴ひ虫が音(ね)沁み来る」 「暗黒の廊下を行くに狙はれてゐたるがごとく突如灯が点く」 「大型のタンカー炎上-事故であれテロであれ吾が心 […]
2002年10月5日 / 最終更新日時 : 2002年10月5日 gotohman 生活詠 今日の二首 「物の影回転しながら伸びてゆき天動説の秋の日迅し」 「窓外にどっしりと建つビル群に光と影がうつろひ止やまず」
2002年9月25日 / 最終更新日時 : 2002年9月25日 gotohman 生活詠 今日の数首 「関ヶ原古戦場跡に佇めば血を噴くごとく曼珠沙華咲く」 「裏切りが歴史つくりし関ヶ原古戦場跡蕎麦の花咲く」 「古戦場経て登り来し伊吹山 雲行く下方に琵琶湖かがやく」 「黄の色に濃尾平野は平らにて伊吹山より岐阜、名古屋見ゆ」 […]