2004年4月29日 / 最終更新日時 : 2004年4月29日 gotohman 生活詠 今日の歌 「地蔵寺も湿潤の若葉溢れゐてわれは釈迦涅槃石像を撮る」 「澄む空に真綿のやうな白き雲さやかに伸びて仏閣おほふ」 「蜘蛛の巣の張れる釣鐘わんわんとかって鳴りけむ音の残響」 <妻>: 「妻やる気?日曜大工道具買ふ少女のやうな […]
2004年4月27日 / 最終更新日時 : 2004年4月27日 gotohman 生活詠 今日の歌 「白壁に赤き塗料の垂れにつつ鬼の泪に変はる今の世」 「西洋の楽器グランドピアノさへ日本製をリヒテル愛すと」 「ある日日本をメイストームの襲ひきてふところ深くを撹乱して過ぐ」 「泣くよりも笑ひがいいな所詮吾の一生(ひとよ) […]
2004年4月26日 / 最終更新日時 : 2004年4月26日 gotohman 生活詠 今日の歌 「追ひ込まれ自殺せざるは勇気なきや 狂気は切腹を美学ともなしき」 「中東にかく易々と死は満ちて渾身の自死の論も色褪す」 「生を享け喜怒哀楽に日々は過ぐ無無明亦無無明尽」 (「無無明亦無無明尽」はご存知、般若心経の一節。「 […]
2004年4月25日 / 最終更新日時 : 2004年4月25日 gotohman 生活詠 今日の三首 「本町に太鼓乱打の演舞ありチャリティー募金に若きら励む」 近くの真清田神社。本殿、正門、鳥居、そして本町通りが一直線になっているとばかり思っていた迂闊・・・?宗教的に何か意味があるものかどうか。 「本殿から正門、大鳥居、 […]
2004年4月21日 / 最終更新日時 : 2004年4月21日 gotohman 生活詠 今日の歌 「生ゴミの袋を破りカラスらが朝の馳走を楽しむに遇ふ」 「カラスらのつつきゐたるは大いなる鮪の頭 料亭の前に」 「ヒヨドリらツイーツイーと鳴き交はし葉桜を出で電線にとまる」 「瑞々と庭木若葉のさ緑とツツジの花の色ひびき合ふ […]
2004年4月19日 / 最終更新日時 : 2004年4月19日 gotohman 生活詠 今日の歌 <生>:- 「生(せい)と言ひ生(なま)と言ふ また生(う)むと言ひ生(む)すと言ひ生(あ)ると言ひ生(い)くとも言ふかな」 <空>:- 「空(そら)といひ空(から)といひまた空(くう)といふ 空(うろ)といひ空(あ)く […]
2004年4月17日 / 最終更新日時 : 2004年4月17日 gotohman 生活詠 今日の歌 「春陽のさ霧が宙に躍りゐて目眩むほどの至福感あり」 「春日浴び眠れるやうな感覚に原初生命の胚思ひゐき」 「燻ぶれる穹(そら)に枝々張る松が天を衝くがに群花を咲かす」 「妻と歩む道路に沿ひて花水木白とピンクの悲しみながす」 […]
2004年4月16日 / 最終更新日時 : 2004年4月16日 gotohman 生活詠 薄墨桜、イラク 岐阜・根尾村に薄墨桜と根尾断層をゆう子と共に観に行きました。 「千五百年薄墨桜は生き延び来て清き老醜を今に晒せり」 (沖縄・屋久島の縄文杉は樹齢7,000年を超えるとされますが、これは別格。杉はもともと長寿の樹木で、逆に […]
2004年4月12日 / 最終更新日時 : 2004年4月12日 gotohman 生活詠 今日の二首 「散り急ぐ花びらを継ぎ現はるる桜若葉のさ緑の花」 「街中(まちなか)に御衣黄を撮り菜の花や桃も稚葉(わかば)のさ緑も撮る」
2004年4月10日 / 最終更新日時 : 2004年4月10日 gotohman 生活詠 今日の三首 「花びらのひとひら気流に揉まれしがやがてしとどにもつれつつ舞ふ」 「身震はせ花とふ虚飾を振り払ひ急ぎ葉叢へ自己韜晦せむ」 「紺碧の空ふかぶかと切り裂ける白刃(しらは)となりて飛行機雲伸ぶ」