2003年5月29日 / 最終更新日時 : 2003年5月29日 gotohman 生活詠 今日の五首 「体調のすぐれぬ妻に聴かせけりかの<亡き王女のためのパバーヌ>」 「妻のためかくる癒しの音楽にいつしかわれが癒されてをり」 「<ダフニスとクローエ>まさに天界より泌み出(い)でそのまま部屋に満ちたり」 「ふか闇にラヴェル […]
2003年5月28日 / 最終更新日時 : 2003年5月28日 gotohman 生活詠 今日の五首 「雪柳一樹遅れて咲きたるが朝(あした)異様に匂ふ部屋まで」 「不満なり。御在所岳(ございしょ)、伊吹山(いぶき)、御嶽山(おんたけ)が晩春の靄に今日も隠れて」 我が子等の現況報告?:- 「経済出の長(をさ)の子変じてSE […]
2003年5月21日 / 最終更新日時 : 2003年5月21日 gotohman 生活詠 今日の五首 「タンポポの冠毛幾多池岸にならびて未来を求め崩(く)えゆく」 「みどり児の頭支へて両腕におずおずと抱きうれしかりけり」 「世に出でてほんの三週間生きて来しされど赤子の眸(め)に真理(みち)やどる」 「次世代の次の世代が生 […]
2003年5月18日 / 最終更新日時 : 2003年5月18日 gotohman 生活詠 今日の二首 「闇深く雲走るらし朧月さらにおぼろに見え隠れせる」 「正面におきて走れば満月は居並ぶ家屋へつぎつぎと落つ」
2003年5月17日 / 最終更新日時 : 2003年5月17日 gotohman 生活詠 今日の五首 「吾の思惟に幾多の意思がからみ付きねっとりとして時間は流る」 「狭庭辺を領してひらくアマリリスよ わが家にかほどの激情ありとは」 「湾曲せる松浦(まつら)の浜に暗く沿ふ長大悠然たる松の原なり」 「新しい唐津のぐい呑み手に […]
2003年5月17日 / 最終更新日時 : 2003年5月17日 gotohman 生活詠 今日の四首 大分からの帰路。(これまで何度も行き来した航路なのに、今回初めて関空の全容を上空から雲間に見た。それを記念?して一首。) 「わが機いまいづこを飛ぶかと小窓より見れば地上に<かんさい>の文字」 (関空の施設の平らな屋上?に […]
2003年5月15日 / 最終更新日時 : 2003年5月15日 gotohman 生活詠 今日の三首 大分にて: 「妻と来て白水鉱泉味はへば炭酸きつく舌を刺激す」 (白水鉱泉:大分県庄内町に湧く鉱泉) ----------------その後・・・ 「階段を上るに勝り下るときどっしり重し地球といふ物」 (注:自らの体重が足 […]
2003年5月11日 / 最終更新日時 : 2003年5月11日 gotohman 生活詠 今日の3首 「休日の職場はパソコンだけ相手 対峙してゐて捕虜となりゆく」 「帰省せし妻に水遣り頼まれしが花に過ぎたる雨今日も降る」 「麗桜(れいおう)はリーインと呼ぶ孫にして日中の狭間でいづれは揺れむ」 (最近生まれた孫の父親は中国 […]
2003年4月28日 / 最終更新日時 : 2003年4月28日 gotohman 生活詠 今日の四首 多治見散策二首:- 「この狭き路地に窯元あふるるを <幸兵衛窯>は卓男が持ち窯」 「豊造が唐九郎が幸兵衛が生命(いのち)を形に作(な)したる陶芸」 (注:卓男=加藤卓男、人間国宝、幸兵衛窯六代目当主;豊造=荒川豊造;唐九 […]