つくづくと己が人生を顧みるに可もなく不可もなしあなありがたし
幾種類の鳴き声ヒヨドリは持つならむ奇妙な鳴き方いま初に聞く
今は亡き歌手の歌声聴くことのなつかしけれど冒涜ならずや
朝の陽浴び数羽のカラスが花水木の実にたかりゐしが人見て飛散す
秋深まるこの期にはやも虫の音の絶えたる知るは悲しかりかり
めづらしく裏庭の木に四十雀(しじゅうから)飛来し毛虫か捕らへ食べをり
さらさらとぴちゃぴちゃとまたごうごうと水は流れるその心いかに
抜け羽根の路上に落ちゐてあはれなり雀か鳩なり鴉にあらず
効く効かないは問題外にておまじないとして飲むサプリメント類
なにごとか、夜更けにカラスらまた騒ぐ灯が明るくて眠れないのか