何鳥? 裏庭の黐の木に色々な鳥が来て奇妙な悲鳴をあげて去るもあり
朝ごとの小散歩にも変化ありてたとへば雀や鴉が減りゆく
祠解体でお地蔵さまと眷属が庭に並べられ春雨に濡れゐる
ベランダの雑草がきれいな花咲かせ除草剤撒くを躊躇させたり
身の内に巣くうウイルスよ僕が死ねばお前も死ぬぞあばれるなかれ
春の鳥チチとし鳴けばうれしかり朝の光のかがやく中に
野鳥の声をあざけりと聞くか共鳴と聞くかは自由 今日も快晴
文科系の趣味もつ人は長寿なりと「脳内革命」の本に述べらる
夜の明けのこの明るさや鳥影に何思ふなくうれしかりけり