2007年2月3日 / 最終更新日時 : 2022年2月18日 gotohman 生活詠 2007年2月3日 細き道歩み来たりて道ゆづるカンガルースタイルに子を抱く女(ひと)に 炊きあげしご飯を六つの小器(こうつは)に入れて積むさへ妻らしさなり 白き腿むき出しにして自転車駆る少女に原罪意識は無縁で
2007年2月1日 / 最終更新日時 : 2022年2月18日 gotohman 生活詠 2007年2月1日 昨日の夕やや欠けゐしがこの宵は満月となり爛漫と照る ある時は当たり屋とかに間違はれ痛みこらへて言訳をしき 車避け細き路地裏えらびつつウオーキングするわれは不審者 全天が氷のやうに蒼き空に雲の小さき残欠ひとつ 予報は夜雪が […]
2006年9月29日 / 最終更新日時 : 2022年8月19日 gotohman 生活詠 2009年9月29日 碧空に東の果より西山まで唯一本の飛行機雲伸ぶ ジェット機は東の空より西山まで一条の雲引きつつ没す 航跡は一直線の雲にして尖(さき)細くあとほど徐々にひろがる
2006年9月19日 / 最終更新日時 : 2022年8月19日 gotohman 生活詠 2006年9月19日 雨後にして蒸し暑き夜のウォーキング湧き出でし蚊に各所螫(さ)されて スナックからまともにひびくはカラオケに自ら酔ひ痴れ歌ふ蛮声
2006年9月15日 / 最終更新日時 : 2022年8月19日 gotohman 生活詠 2006年9月15日 ウォーキングにて: 暗がりに捨て猫ら咆えすれちがふ車のラジオが演歌を叫ぶ つくづくと自動車の多さに辟易す夜の田園の道の端(は)に避(よ)けて
2006年9月7日 / 最終更新日時 : 2022年8月19日 gotohman 生活詠 2006年9月7日 闇空を切る電線に小鳥らの多(さは)に並びて眠りゐる愛(は)し 真夜中に豪雨の音して目覚めたり電線に居りし小鳥ら如何に 滝の雨聞きつつ電線に眠りゐし小鳥ら思ひ眠られずをり
2006年8月31日 / 最終更新日時 : 2022年4月14日 gotohman 生活詠 2006年8月31日 絶え間なく事件や事故が起こるゆゑ新聞ネタの尽くることなし ニュースとは“新た”の謂(いひ)なり眼に触れてたちまち古くなりゆく恐さ 時々刻々ニュースが入り直前のニュースがすでに古く思はる