2008年8月20日 / 最終更新日時 : 2022年4月4日 gotohman 生活詠 2008年8月20日 ヒヨドリの雛(連作五首) 薄暗き歩道に落ちゐしヒヨドリの雛の感触がいまだ掌(て)にある 夕闇に鵯(ひよ)鳴き低く飛び回る母鳥と知るに間は要らざりき 道の上(へ)に黒き小物がぴくつくを掴まんと手を伸ばせば飛び立つ 鵯(ひよ […]
2008年8月18日 / 最終更新日時 : 2022年4月4日 gotohman 生活詠 2008年8月18日 油蝉がコンクリートにしがみつきいっしんに鳴く羽も破れて わが街の神社は鴉の栖(すみか)にて「捨て猫はカラスの餌」と立て札
2008年8月4日 / 最終更新日時 : 2022年4月4日 gotohman 反戦・平和 2008年8月4日 夕川の岸に並(な)み立つ葉桜の下闇(したやみ)ゆくに蝉しぐれ激し 熊蝉は早朝鳴く筈なのに・・・: 夕暮の空間満たし幾千の蝉鳴く声に熊蝉まじる 両岸は蝉の声降る並木道 をりをり川面(かはも)が夕日に光る 夕川の両岸埋むる桜 […]
2008年4月22日 / 最終更新日時 : 2022年3月1日 gotohman 生活詠 2008年4月22日 小鳥らは泥水を飲む人ならばたちまち下痢など起こすであらうに 濁る川に鯉らは群れて遊びをり人ならばたちまち病を得んに
2008年4月19日 / 最終更新日時 : 2022年3月1日 gotohman 生活詠 2008年4月19日 街はづれの建造物は人々の肉声を殺(そ)ぎ春昼深閑 うち並ぶ住宅群に人声は圧殺せられ不気味に静か さ緑の欅若葉がなびきつつ天の蒼さをひたすらに掃く さ緑の欅若葉がなびきつつ天の蒼さをひたすらに掃く
2008年3月25日 / 最終更新日時 : 2022年2月24日 gotohman 生活詠 2008年3月25日 白木蓮(はくれん)の大樹がさながら一塊の白炎と化し今が満開 満開の白木蓮をさまざまの角度と距離にて撮れど撮り切れず 門に咲く白木蓮を撮らむとし周りをうろつき怪しまれたり ——– まれに […]