2006年4月8日 / 最終更新日時 : 2022年2月28日 gotohman 生活詠 2006年4月8日 一キロもある両岸の桜並木咲きゆく順はランダムにして 今日ひと日強風あれど川沿ひの桜並木は満開を誇る 重たげに枝撓ませて満開の桜は幹のどっしりと構ふ 群がれる花びら貫く枝枝の存在感よ夜桜は殊に 下方より桜花照らされ純白の雲 […]
2006年4月4日 / 最終更新日時 : 2022年2月28日 gotohman 生活詠 2006年4月4日 春祭の喧騒もよし川岸の桜花(はな)はあくまで静かに咲(ひら)く 祭とて騒ぐ人らの悲哀知れ桜は静かに咲くべかりける 桜の川つねには水なし流すのは花どきのみとは呆るる市政 冷ゆる日が続き夜毎に来て観るにじわりじわりと桜花(は […]
2006年3月12日 / 最終更新日時 : 2022年2月26日 gotohman 生活詠 2006年3月12日 路地奥にいくつもありて廃屋の破(や)れ戸より見ゆ床板の反り 震度4襲はば倒れむ老朽の民家点在す裏道行けば 白々と侘助ツバキがさはに咲く地面にころころ落ちゐるも在り これまでに”Gone with the wi […]
2006年3月11日 / 最終更新日時 : 2022年2月26日 gotohman 生活詠 2006年3月11日 止みたると思ひし雨のジャンパーをまた打ち始む 打たしめて歩む 闇に居て花を増しゆく苦しさに身悶え花弁を落とす山茶花
2006年2月20日 / 最終更新日時 : 2022年2月20日 gotohman 生活詠 今日の二首 H18-02-20 街燈のほのかな灯を受け白緑の粉噴く桜の老幹の瘤 雨上がり岸の桜ら夜の灯に老いの涙のごときを垂らす
2005年8月30日 / 最終更新日時 : 2022年2月27日 gotohman 生活詠 2005年8月30日 吾子二人いち早く吾より去りゆきぬ父・子の絆の薄さ示して 汗匂ふ童が膝に来て愛し息子らを斯く抱きしことなく 子供らはスキンシップを求むるに息子ら胸に抱きし記憶なし 孫抱きて息子らしきりに想はるる雷雨来たりて闇駆け巡る ハイ […]
2005年8月8日 / 最終更新日時 : 2022年2月27日 gotohman 生活詠 2005年8月8日 路地裏を散策しつつ夜閉づる花多きことやや不満なり 路地裏を散策するに道幅をいっぱい占めて自動車が来る この庭に確かに真紅の花数輪昼間咲きゐき今はまぼろし 昼間見しハイビスカスの赤色は暗夜に合はぬと思ひつつ歩む 駅ビルの向 […]
2005年5月10日 / 最終更新日時 : 2022年2月27日 gotohman 生活詠 2005年5月10日 花どきの人らの狂乱しみじみとふところに秘む葉桜並木は 両岸の桜並木は緑々(あをあを)と風になびきて水を染めたり 公園にひしめき咲けるツツジらに桜若葉の緑(あを)反映す
2004年12月26日 / 最終更新日時 : 2004年12月26日 gotohman 生活詠 2004年12月26日 夜の散歩にて:— 山茶花は散る花咲く花蕾さへここだく見えて今さかりなり 軒先に大輪の薔薇紅と白ただ二つのみ何ゆゑか咲く フラッシュに浮き出(づ)る深夜の花花の妖艶にして愁ひ秘めたり