2004年5月13日 / 最終更新日時 : 2004年5月13日 gotohman 生活詠 今日の十首 「球根をいつ植えたるか花菖蒲ゆらりと伸びて三花ひらきぬ」 「すりガラスにあやめ三花の影揺れて異常高温の春の夜も更く」 「イスラムの世界に根付くや民主主義意外に咲けるアヤメに問ひをり」 「衝迫感ふかく疾(はし)りぬ虐待に報 […]
2004年5月10日 / 最終更新日時 : 2004年5月10日 gotohman 社会詠 今日の二首 「消えてゆく化石燃料そののちは人らたつきを如何にとかせん」 「いまひとつ環境破壊の実感のなきまま人は破壊を続く」
2004年5月8日 / 最終更新日時 : 2004年5月8日 gotohman 生活詠 今日の歌 「人間の悪業表す語は強く響く惨殺拷問虐待・・」 「イラク人虐待加担に女兵ありと大仰に報ずる目的は何」 「虫けらと思わなければ3千もの収容イラク人を御(ぎょ)せないだって?」 (口語新仮名) 「虐待を謝罪することすなはちこ […]
2004年4月26日 / 最終更新日時 : 2004年4月26日 gotohman 生活詠 今日の歌 「追ひ込まれ自殺せざるは勇気なきや 狂気は切腹を美学ともなしき」 「中東にかく易々と死は満ちて渾身の自死の論も色褪す」 「生を享け喜怒哀楽に日々は過ぐ無無明亦無無明尽」 (「無無明亦無無明尽」はご存知、般若心経の一節。「 […]
2004年4月17日 / 最終更新日時 : 2004年4月17日 gotohman 生活詠 今日の歌 「春陽のさ霧が宙に躍りゐて目眩むほどの至福感あり」 「春日浴び眠れるやうな感覚に原初生命の胚思ひゐき」 「燻ぶれる穹(そら)に枝々張る松が天を衝くがに群花を咲かす」 「妻と歩む道路に沿ひて花水木白とピンクの悲しみながす」 […]
2004年4月16日 / 最終更新日時 : 2004年4月16日 gotohman 生活詠 薄墨桜、イラク 岐阜・根尾村に薄墨桜と根尾断層をゆう子と共に観に行きました。 「千五百年薄墨桜は生き延び来て清き老醜を今に晒せり」 (沖縄・屋久島の縄文杉は樹齢7,000年を超えるとされますが、これは別格。杉はもともと長寿の樹木で、逆に […]
2004年4月9日 / 最終更新日時 : 2004年4月9日 gotohman 生活詠 今日の5首 「プランターに砂浴びをなす雀あり土なきゆゑのこのいぢらしさ」 「幾万の桜観けむやこの春は渺渺としてわれ日本人」 「ひた土に萼ごと落ちしさくら花とり来てグラスに浮かす妻愛(は)し」 「朝に観て昼に夜にも観し桜ゆゑに眩暈(め […]
2004年3月19日 / 最終更新日時 : 2004年3月19日 gotohman 生活詠 今日の歌 「テロの報聞くたび心の痛むなり汚泥のおほふ世界の平和」 「爆撃は最大のテロと誰か言ふわれもしか思ふ雛祭の日に」 「梅椿盛りなれども3月の地を伝ふ物の怪(け)の不穏あり」 (新仮名) 「暴力と汚辱はびこる地球から純な思想が […]
2004年1月5日 / 最終更新日時 : 2004年1月5日 gotohman 生活詠 今日の歌 「誠実も純粋も極めしもののごと飛行機雲が真っ直ぐに浮く」 「碧空を西から東へ真二つに切りて銀糸の雲がなほ伸ぶ」 「真青なる冬空を一本の飛行機雲たち斬れるまま横へ移動す」 「青深くこほれる空に一筋の白き雲あり なぜか泣きた […]