心

開ききることなく萼をこぼしゆく花水木に何が起こりしならん

呆るるは身はそのままに過去・未来へ時間旅行するとふ話

心とふ得体の知れぬ現象に振り回されゐる 漱石もまた

冠雪の伊吹山ことに佳かりしに今は霞中のいづことも知れず