てにおはを上手く使う

「丸太組筵の暖簾楽屋口傾城花魁サンダルで立つ」(実華)
「懸命に子供歌舞伎を演じ終えシャツターチャンスピースと納まる」(実華)
地芝居はカメラマンがいっぱい。チャンスは一挙手一動がすべて 絵(写真)になります。常磐津「将門」の娘滝夜叉姫が扮する花魁も、歌舞伎「白波5人男」達も舞台を離れてのアンバランスが面白かった。

実華さんの短歌は名詞(単語)が並ぶ場合が多いようですね。一種の用語上の癖なのでしょうが、調子よく読めることもありますが、(固い印象を与える)漢字が並んでいる割に軽い感じになっています。“てにをは”をうまく使うといいですね。
添削:
「丸太組の楽屋に筵の暖簾垂れ傾城花魁サンダルで立つ」(実華)
「懸命に子供歌舞伎を演じ終えシャツターチャンスにピースで収まる」(実華)