常套句
「天高く穂高の山脈(やまなみ)白く初み紅葉の里から冬を見ゆ」(伊那佳)
(天高くアルプスの山脈白く初み紅葉の飛騨路に冬のおとずれ)
紅葉を見に安房トンネルを抜け新穂高ロープウエーで西穂高口(2156m)から北アルプスを見ました。里の紅葉は遅く、山の頂は初雪が積もり冬景色でした。(冷たい秋雨の後の好天気でした。この初雪で穂高で遭難者が出ました・・山は怖い)
初句の「天高く」は余りにも使い古された常套句です。また「白く初み」は変ですね?さらに「見ゆ」は自動詞ですから「冬を見ゆ」のような表現は出来ませんね(「冬」という目的語を取っているのは変)?()内は別案でしょうか?ところで、伊那からならアルプス連山へ行くのは容易ですね。遭難者が出るほどの急な天候変化がなければ・・・。晴天でさえあれば、今の時期の(日本)アルプスは観賞するには絶好ですね。
改作:
「初雪の穂高の山脈空に冴ゆ紅葉(もみぢ)の里から遠く望めば」(伊那佳)