平凡すぎる?
「石畳の坂ゆ広がる那覇の夏白き街並かがやきて見ゆ」 (真理子2004/04/25)
坂の上から見た那覇の街を見て詠んだ歌。下の句が今ひとつ平凡すぎる気がするんですが・・・。
これは沖縄へ旅されたときの歌ですね。「下の句が今ひとつ平凡すぎる気がするんですが」と言われるのは、すぐ前に「白き街並」と、街並みの色合いがすでに描写されているからですね。「白くかがやく」ならそうしたご不満は少なくなるでしょう。「沖縄」「夏」「白」「かがやく」は少々紋切り型と思ってしまうと、この歌自体が成り立たなくなってしまいますが。しかし、旅の思い出ですからね、それは大事にしたいわけでしょう。
改作例:
「石坂の先に広がる那覇の街夏日に白く炎(も)えてゆれをり」(真理子)