2021年8月の短歌
- 2021.09.01
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昼の間(ま)は緑かがやく街路樹も夜は黒々と黙して不気味
排他的経済水域ふくむれば日本はむしろ広き国かや
“ベト七”とはベートーヴェン第七交響曲、その重量感にはそぐはぬ略称
朝朝に届く新聞折込みの広告紙ぼうだい 直ぐゴミ箱へ
「光岳」は「ひかりだけ」ならず「てかりだけ」と。その頂に白き巨岩ありて」
花柄のワンピース一着部屋干しされ包まむ肉体を恋ふ風情なり
般若心経走り書きして読めざれど文字たどるがに大声にて唱ふ
伸びやかにオオキンケイギクの数本が路傍に生ひ咲き親しかりけり
朝に見る酔芙蓉おほかた白けれど酔ひ残るごと一部は赤し