2014年4月14日 / 最終更新日時 : 2022年3月11日 gotohman 生活詠 光る甍 あまりにも感動深くて芭蕉翁吉野の桜を句に詠まざりき そり返り窓外見れば尼寺の甍が春日に燻し銀に輝(て)る
2014年4月8日 / 最終更新日時 : 2022年3月11日 gotohman 生活詠 嫌米? 金(きん)をまぶす神社の大門に桃の木が紅白の花を齋(いつき)となせり はてしなき水色の空を泳ぐとも映るとも見えて桃の花花 がさつなるアメリカの唄は好かざれど<カントリーロード>は心(しん)に沁みくる 軍事や銃器のぞきて嫌 […]
2014年4月6日 / 最終更新日時 : 2022年3月10日 gotohman 社会詠 放射能汚染水 原発事故: 際限なく出る放射能汚染水の処分法なし 思へばおそろし ——————— 本来は日・韓は慮外で北朝鮮の狙ふは米軍基地と米国 ステ […]
2014年4月6日 / 最終更新日時 : 2022年3月11日 gotohman 生活詠 アメリカという国は 透明に心を保たん世のなべての物象に浸入し本質を観んため 時はいま岐阜公園より長良川岸辺にしらじらと桜花はさかる 河川敷に並ぶ鵜飼の舟いくつ屋根に太陽光パネルを貼るもあり 岐阜と杭州は姉妹都市とて記念碑ありけふの春の日あび […]
2014年4月4日 / 最終更新日時 : 2022年3月11日 gotohman 生活詠 まさか 国名の隋、会社名の鐵: 「随」を「隋」とし「鉄」を「鐵」と書くにはそれなりの理由(わけ)ありてこそ 三千円の絵がゴーギャン作と分かったとたん十五億円となる ご冗談でしょう (新仮名)
2014年4月4日 / 最終更新日時 : 2022年3月11日 gotohman 生活詠 憂ひ 花水木の各細枝の尖端に小(ち)さき玉の芽 萼へと開く 悪法を通す政治的テクニック 始めは処女のように後(のち)脱兎のようにか (新仮名) 集団的自衛権などと戦争を好む政治家の言ひさうなこと 真に平和を目指す政権なら近隣と […]
2014年3月30日 / 最終更新日時 : 2022年2月27日 gotohman 生活詠 観桜 階下より夕餉の匂ひ漂ひきて確かに吾が妻帰り来たれり この時期は花見をせねばならぬと言ふ妻に随ひ近隣をめぐる 記念樹の枝垂れ桜は満開で保護する寺寺に感謝しつつ巡る えどひがんや枝垂れ桜を満喫す染井吉野にはやや早くして 沈み […]
2014年3月23日 / 最終更新日時 : 2022年2月27日 gotohman 生活詠 三首 尼寺の庭に冬より春にもまだ一つ椿花が落ちず紅差す たまさかに手触れし地球儀回しみる。これしきの世界に戦争絶えぬ 「空(くう)」はつまり全てを孕む。真空に全ての物象が生滅なすごと