<燕>三首

「 何となくひもじき心の遠因か巣より怯えて吾を見し燕」


「燕返し見なくてもいい、ビル街に佐々木小次郎出で来ぬものか」

「幼児期の記憶はあまりに曖昧で燕尾服そのまま宙を飛翔す」

生活詠

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