2024年11月9日 / 最終更新日時 : 2024年11月9日 gotohman 短歌を月毎に画像で見る 2024年10月の短歌 画像をクリック(タップ)すると自動で見ていただけます。画像右上のボタンで一時停止、再開、手動での更新ができます。今回から使っているプラグインのデザイン変更のせいか最初に表示される画面が今までと異なりますが画面右側(スマホ等では上部)のXのアイコンをクリックなさると今までと同じスライドショーで見ていただける表示になります。(画面説明図を開く) うれしいとか憎らしいとか悲しいとか人の心はありて無きなり渡米前に見舞ひし病床の父の目に光りゐし涙いまも忘れず六番目の子だからとおろそかに育てはせず、と母の漏らしし言(げん)の真意は?オーヘンリーの短編にさえ“They was ・・”などと出てくるね。文法というものはその程度のものさト 気を失い元に戻ることを“get back to the world”などと言うらしいよ おもしろ 画像秋風にブラインドが揺れて音を立つその間(あひ)を縫ひ虫の音もれ来明けゆくや胸の深部をなかしめてちちろちろちろ小鳥ら鳴くも世の事と全く関係なきヒッグス粒子とかにのめり込む人らを笑ふべきや敬ふべきやなつかしき小公園に妻と聞く木々のざわめき鳥らのさへずりこのごろは秋らしき気温と思へるに虫の音ははやおとろへにけり朝そうそう干しある布団をながめては隣家の平和をよろこんでいるいつの日もサイレンの音がさかんにてケータイを向け写す癖つく昼下がりさかんにヒーヨヒーヨと鳴きながらひよどりたちが遊ぶ日のあり夜を鳴き午前を鳴きゐし虫なるに夜となりまた鳴くに感心してをり梅原猛と瀬戸内寂聴の対談を午睡の床に聴きゐたりけりネモフィラの和名は瑠璃唐草と聞きて親しささらに深まる空覆ふ雲海の一隅に奇蹟のごとひとひら小さく青空のぞく老いづきて日々平凡であることの物足りなさ否否ありがたきかな逆光に黒き翼をきらめかせカラスが視界を横切りゆけりしみじみと を録(と)りゐるに低空を一機が轟音たてて立ち止まり「遠い未来」と聞きたるは「トロイメライ」のことでありたり自問する彫心鏤骨(ちやうしんるこつ)と言へる仕事あるいは作品は我にありやとある母の言葉に『幼児(おさなご)がとけたように寝てる』と。言い得て絶妙だ思へるは漢字の崩しから平仮名を生みし古人の偉大なること残れるはさまざまな記憶の骨格のみ。有無を言はせぬ「時」の作用よ世界三大織物地域の一つとしてわが一宮市が挙げられさもありなんと原爆投下は間違いだったと言う米人が一人も居ないことの恐ろしさ思う文字なるもの持たざりし古代日本人が隣国から借りて今に至れり