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墜落をせぬかと思ふほど低空を自衛隊機が轟然と航(ゆ)く

銅像も石像も実際の肌とは大違い、されど違和感がないのはなぜだ

日本の男女の平均寿命には六歳もの差がある、世界ではどうか

聞こえきて近づき大きく響きしのち遠くへ消えゆくサイレンの不穏

忘れられぬ、永臥す長兄が突然立ち上がり「わーっ」と絶叫し倒れてそのまま

われにとり‘心’はそのまま‘時’であり悲しきまでに掴めかねつも

この世ならぬ美しき音楽を作るのにかたや殺し合ふ人間といふもの

庭に来て餌をねだれる小鳥らのさへずりにさへ心ふるはす

痛快なり大谷翔平がアメリカでメジャーの猛者(もさ)らを驚かせゐる

「さるほどに」の声に応ぜむと腰うかせテレビとわかり苦笑して座す

「すきやき」は「鋤焼」と知り納得す。「つくばい」は「蹲踞」と、これも自明か

朝朝をはげしく鳴きゐし蝉たちの声はや激減す八月なかばで

世のすべてあるべきやうにありてこそひとりの平安もあるべかりけり

止(とど)まらぬ時の流れに抗はむ意志に疲れてむなしかりけり

鳩ならずまして鴉ならぬ鳥一羽 思ひつかぬままに飛び去りしあり

メスとオスで鳴き方が違ふとふホトトギスこの耳でしかと聴きたきものぞ

つづまりは死ぬものだけが進化して現在もその裔が存在す

雷雲が頭上にとどまりながながと光りとどろき市民を威す

ふと思ふ赤子の泣き声は日本人も外国人も同じだらうか

さらさらとその末ほつれ乱れつつ小流れがゆく脳の山脈を

世(よ)を統(す)ぶるに潔癖にして強靱な精神をもつ政治家生(あ)れよ

八十歳半ばの脳髄を生かすのはその尖端にふるへるトレモロ