2024年8月5日 / 最終更新日時 : 2024年8月5日 gotohman 短歌を月毎に画像で見る 2024年7月の短歌 画像をクリック(タップ)すると自動で見ていただけます。画像右上のボタンで一時停止、再開、手動での更新ができます。今回から使っているプラグインのデザイン変更のせいか最初に表示される画面が今までと異なりますが画面右側(スマホ等では上部)のXのアイコンをクリックなさると今までと同じスライドショーで見ていただける表示になります。(画面説明図を開く) マザー・テレサ女史の言葉とふ「Love is action」あらためてその真意に得心してをり華やかな春の桜も生ひ茂る青葉の桜もさくらはさくら人間の思考に現るる神々のなべては星座のかたちに沈む太陽をよぎりゆく影は大鳥(おほとり)と見ればまたもや自衛隊機なり例外なき法則はなしと世に言ふが「生まれたものは死ぬ」に例外ありやひらひらと花から花へ移りとぶ紋白蝶をカメラに追へりピアノ曲 粛々と流れきてたちまち全身の筋肉ゆるぶ全宇宙と言ひつつ何と両掌(りやうて)にて包めるほどの球体を描く木曽・長良・揖斐三川が合流し脹らみ静かに海へと流る雀どちいかに悩むや口笛を吹きやれば一斉にチチチと応ふ思へらく妻詠むことの少なきを空気のごとく吾を包むゆゑか壮絶なる宇宙開闢以来のカオス想へば雀一羽の命さへ奇蹟水は低きに、おカネは金利の高きに流ると納得するだけでは道は開けぬ小六で死にし友あり忘ら得ぬ。その後の世の事は知らずともよし葉が緑ゆゑに緑の花はなし と思ひゐしに或る本に緑の菊花が鬼瓦にとまりスズメがさかんに鳴き遠くのゴリンバの声がそに和す窓あければ二百メートル離れた公園から聞こえくる熊蝉の声が日々増す自分が何故(なぜ)死なねばならぬか分らぬまま死にゆきし人も多しと思ふ裏庭のみすぼらしき木さへ頼りとし熊蝉が来鳴く天もとどろに剣岳は二千九百九十九メートルと。なぜ三千メートルと言わないのだろう毎朝の小散歩で会う通勤の人等は同じで顔を覚えてしまうゴーギャンはゴギャンと、ゲーテはギョエテと、あちらの国では呼ぶらしいよ五箇山(ごかやま)民謡「こきりこ節」には平家落人(へいへおちゆうど)が詠まれてゐること最近知りぬ朝朝に激しく鳴ける熊蝉ら、ただひたすらに生き急ぐのか望むらくパリ・オリンピックの開幕にしばらく世界は平和保たむ「いろは歌」が五箇山民謡「こきりこ節」にぴたりはまるを唱ひて確かむ執拗に「こきりこ節」が頭(づ)をめぐりあの哀調が全身ひたす世界政治は‘正義’の論理によってではなく‘力’の強弱で動いているね早朝から熊蝉らがけたたましく鳴き続く今にも此の世が終るがごとく