2024年1月3日 / 最終更新日時 : 2024年1月3日 gotohman 短歌を月毎に画像で見る 2023年12月の短歌 画像をクリック(タップ)すると自動で見ていただけます。画像右上のボタンで一時停止、再開、手動での更新ができます。今回から使っているプラグインのデザイン変更のせいか最初に表示される画面が今までと異なりますが画面右側(スマホ等では上部)のXのアイコンをクリックなさると今までと同じスライドショーで見ていただける表示になります。(画面説明図を開く) 鋸歯状の波が脳内を駆け巡る 彼方に一点の光ある見ゆ小惑星の大なるものが迷い出てもし地球に激突すれば生命壊滅?枯葉ひとつ落ちんとして枝にひらひらす撮らむとするにいまだ落ちざるやはりまだ出すべきなのだろう年賀状、「まだ生きている」の証(あかし)としても『出藍の誉れ』の真意は自己研鑽の大切さを言ふ 通説とは違ひバリバリとさつまいもチップスを噛み砕くポテトチップスに似ざる食感だある時は思考がループにはまるなり大声発して抜け出さむとす「ただす」には「正す」と「質す」と「糾す」とあり紛らはしけれどそれが日本語戦争は人間の業(ごう)であるそしてまた最大の悪でもあると皆知る特攻機、敵艦に向かひて突撃す。「おかあさーん」と叫びながら・・明かるめる東の空ゆくジェット機の航跡雲が朱に染まり見ゆわぁーこれがフィッシャーディスカウの歌声だ!潤んで張りあり朗朗と流れ朝まだき無限の彼方より聞こえくる美音あるなり脳髄洗はるいちにんの命救はむと懸命なる一方万超す命が易々と奪はる天気予報聞くとき予報士が天候を操りゐるかと錯覚することある戦乱の絶えざる世界を憂ひつつ平和日本をことほぐは罪か落語家の談志の死をばあるニュース「だんしがしんだ」と回文で報じき意志あるごと激しく変化する空模様 高低、多彩な冬の叢雲(むらぐも一年間ほどアメリカに住んだことあるがそれが四十年余も前のことだなんて識閾の奥の奥のまた奥より光ともなひ聞こえくる音冷える朝もアンテナの先にとまっていてカラスはこごえて死なないのだろうかつづまりは悪魔になるのかイスラエル、パレスチナ人を大量殺戮し気がゆるみ不意に浮かぶは自作ならず白秋や柊二の短歌なりけり生体は奇跡の秩序を保ちゐる。エントロピー増大の原理に背きて不特定の出詠者より成る歌集になるほど「鈴木」姓の人の多しも春褒め(はるぼめ)にあらず男女の情のこと「春宵一刻値千金(学生運動さかんなりし頃の高野公彦の作:「ゆきゆきて野のはての雲にんげんのはらわたのごと赤きを見たり」)生誕地に住みしはその後に比ぶれば僅かなれどもむやみに想はる不思議なり‘電気’といふもの「電子」とふ極微粒子(ごくみりふし)が走るといふがいづくにも女と男が居ることの安堵感あり。その当たり前