思い様々

「母の郷国(くに)知らず在り経し乙女ゐて金日成大学に行くを夢とす」

「拉致のこと劇場占拠のことなどもやがて意識の外縁に去る」

「部屋内(ぬち)に思念する午後ましづかにおし包みつつ秋の霧雨」

「中国に恋が咲いたと告げられぬ<未来の国>が君を招(よ)ぶのか」

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